駐福岡台湾総領事館 総領事 陳 銘 俊(チン メイ シュン)博士いちご園を表敬訪問:令和4年1月27日(木)

筵内のよかもん

JA粕屋いちご部会は、他産地に先駆け、台湾輸出にいち早く取り組みました。今回、福岡台湾総領事である「陳 銘 俊」博士夫妻が古賀市を来訪されるのを機に、古賀市の「田辺市長」同行のもと、筵内の安武浩輝さんのいちご園地を視察されました。

最初に、安武浩輝さんが「作業場」において、自己紹介そして、古賀市のいちごの概況、現在までの台湾輸出に向けた取り組みを、パワーポイントでわかりやすく紹介してくれました。

台湾へ輸出するためには、台湾での残留農薬基準を満たさなければなりません。そのため、化学農薬に頼らない栽培体系に取り組むこととしました。課題解決のための手法は①炭酸ガス処理を用いたハダニ防除。②天敵コレマンアブラバチのバンカー法によるアブラムシ防除。③UVーB電球形蛍光灯を用いたうどんこ病の発生抑制等です。

熱心に聞き入る「陳」総領事夫妻と随行者と「田辺市長」。

安武浩輝さんの説明に対し、多くの質問や台湾でのあまおうの評価等の意見交換がなされており、台湾での「あまおう」の人気・期待の高さが感じられました!!

JA粕屋北部プラザの渋田課長(筵内出身)からも、トレーサビリティについての報告がありました。この取り組みを通し、総合的病害虫管理(IPM)や環境に配慮した持続可能な農業(SDGs)の重要性を改めて認識。今後は、この栽培体系を県内に広げ、輸出に取り組む仲間を増やしたい!とのことです。

いちごのパックに、自動でフィルムを貼る機械「ファインパッカー」の実演。人間1人分の作業をこなすそうです。

ハウス内にて現地視察。整然と管理された圃場にびっくり!!

あまおうの試食。「甘くて美味しい」さらに感動!!

台湾と古賀市の友好関係が、ますます深まる予感です!!

普通ポットの生育状況。熟れた果実は、一番果房の残り。白い果実は二番果房。2月上旬頃からの収穫予定。

株冷3型の生育状況。一番早く定植しましたが、二番果房の果実は、あとから定植した作型の方が生育が進んでいます。収穫は2月中旬頃からになりそうです。天候のせいとは言え、思い通りにならないのが「いちご栽培」の難しさです。

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