宮座に向けた「しめ縄」作りと飾りつけ:令和4年10月2日(日)9時~【小路組合】

筵内のよか行事

今年の「宮座」の当番組合は、送りが「小路組合」、受けが「新町1組合」です。宮座の期日は10月16日(日)です。熊野神社や須賀神社、末社、長持などに飾り付ける「しめ縄」を作製しました。

「宮座」とは、地域の鎮守もしくは氏神である神社の祭祀に携わる村落内の特権的な組織及びそれを構成する資格者の集団。専任の神職を持たず、宮座の構成員が年番で神主役を務める当家(とうや)制を取る…とあります。

筵内では、8組合の輪番制であり、8年に1回宮座の当番が回って来ます。「しめ縄」をなえる人が年々少なくなっておりますが、我が小路組合には「安武忠勝」さんという、しめ縄作りの名人がおられます。青年団時代に培ったその匠の技は、今でも健在で「人間国宝」に値するのでは、とも言われています!!

昔の脱穀機で、稲わらのさや等を除きます。

大繩をつくるために、20本程度をくびった束を約300本作ります。

大繩を作る作業です。4人がかりで先ほどの束を差し込みながら、左向きにねじりながら、しっかりと組みながら締めてきれいな大繩を作っていきます。

出来た大繩は、釣り糸で縛り、はみ出たわらをハサミで切ります。

出来上がった大繩を竹に取り付けます。取り付けには、インシロック(結束バンド)を使います。

小縄やつとを作製しています。名人ならではの「匠の技」です。

熊野神社の入口の、鳥居の大繩を交換します。

取付は、針金を使用します。取り付け位置は、監督の指示により、正確に行います。

「つと」を付ける山口勲さん。高い身長と器用さを生かし、見事に取り付けて行きます。今年は、黒いしょろなわを編んで、なんともしぶく気品あるつとが出来ています。

完成した熊野神社の大繩です。なお、竹は、自称「竹採り名人」の安武秀昌さんです!!

須賀神社の鳥居の大繩の交換作業です。

組長の「薄達也」さん自ら脚立に登り、取り付けています。消防署だけあって、その動作は、軽やかに舞っているかの様です!!

つとの取付です。

クスの樹にも小縄を取付ます。

完成した大繩です。小路組合の英知と、チームワークを結集した作品です。

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