筵内区自主防災訓練の実施:令和5年7月23日(日)開催

筵内のよか活動

4~5年ぶりに「筵内区自主防災訓練」を開催しました。

この訓練の目的は「傷病者」が発生した場合、命を救うために自分たちで出来る対処方法を身につけることです。併せて、消火器の使用方法についても、指導を受けました。

挨拶をする「波田区長」と司会者の「吉村会計」です。

講師は粕屋北部消防本部の職員の方々です。

傷病者を発見したら、まず付近の安全を確認し、

1,肩をやさしくたたきながら大声で呼びかける:大丈夫ですか?等

2,目を開けるなどの応答や、体を動かすなどの目的のあるしぐさがあれば、「反応あり」と判断。「反応なし」やその判断に自信が持てない場合は、心停止の可能性を考えて次へ進みます。

3,大声で叫び、応援を呼ぶ。「人が倒れています!」「誰か来てください!」などと大声で叫び、周囲の注意を喚起して、救命活動に協力してくれる人を呼び集める。

4,手分けして119番通報・AED手配。集まった人に「そちらの方は119番通報をお願いします!」「どなたか近くにAEDがあるのを知りませんか?そこからAEDを持ってきてください」などと具体的に依頼する。

心肺蘇生です。胸骨の下半分(胸の真ん中が目安)に片方の手のひら基部(手首に近い部分)をあて、もう片方の手を重ねて組む。垂直に体重が加わるように腕を真っすぐに伸ばし、組んだ手の真上に肩がくるような姿勢に。

手のひら基部だけに力を加え、傷病者の胸が約5センチ沈むように圧迫する。小児は胸の厚さの約3分の1沈み込むくらいを目安に。体が小さく、両手で強すぎる場合は片手で行う。

1分間に100~120回のテンポで、強く、早く、可能な限り中断せずに絶え間なく行う。

AED到着。AEDが届いたら、傷病者の頭の近くに置き、ただちに使う準備にかかる。救助者が2人以上のときは準備の間も心肺蘇生を継続し、1人だけのときは心肺蘇生を中断して行う。

電源を入れる。電極パットを貼る。ケーブルをつなぐ。心電図の解析。心肺蘇生とAEDを繰り返す。

パッドを貼る位置は、胸の右上(鎖骨の下で胸骨の右)、もう一枚を胸の左下側(脇の5~8センチ下/乳頭の斜め下)の肌に直接貼り付ける。貼り付け位置は電極パッドや袋に描かれている絵を参考にする。

約45名の参加があり、多くの質疑応答が交わされました。

なお、AEDは公民館の入口の事務所にあります。

消火器の使用実演です。

消火器は、火災の初期消火に使用します。操作方法は「ピノキオ」と覚えておきましょう。

1「ピ」は、ピンを抜く。

2「ノ」は、ノズルをはずし、構える。

3「キ」は、距離をとる。(3~5メートル程度)

4「オ」は、レバーを押す。

実際の消火器は、大きさにもよりますが、消火液が出るのは、約10秒程度です。初期消火だけに使用しましょう。

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